リクルート是永鐵工所
川重事業所

是永鐵工所 エンジニアリング部川重事業所

特殊な船に携わっています。

是永鐵工所 エンジニアリング部川重事業所 O.N

 特殊な船の仕事です。大きさは全長80m、幅15m。できあがるまでに2年半ほどかかります。発注元は官公庁です。造船の仕事は好きですね。モノづくりは何にしてもそうですが、製品=船を動かすための配管を自分で作って、付けて、通して、船が動く。実際に配管に水が通ったり油が通ったりして動くようになる・・・そういった面白みや楽しさがあります。20年近く勤めているということは、この仕事が面白いという、それしかないのかもしれませんね。

即、対応が信頼を得る能力。

是永鐵工所 エンジニアリング部川重事業所 O.M

 現在は引き継ぎができる人材を育てるのが課題です。今のうちに教えこめば10年後にはモノになるんじゃないか、と思います。「この人ならいけるんじゃないか」と思う人に教えこんでいます。求められるのは対応力です。設備関係でいえば、川重さんに「コレナガさんに頼めばうまくやってくれる」と信頼されていますから、図面もない状態で口頭だけで依頼があることが多い。それに対して「これでどうですか」「こうします」と提案しています。要はお客さんに対して“痒い所に手が届く”ようにもっていけば、何でも「コレナガさんに」と声がかかります。
お客さんの突発的な依頼への対応は頻繁にあります。急に「あそこが壊れたから直して」に対して、「この方法なら短時間で直る」「これは無理だからやりかえましょう」といった瞬時に最善の対策を判断する力が必要です。それを身につけるには経験を積むしかありません。お客さんが最も望んでいる状態に近いところにもっていくことが求められる仕事です。

是永鐵工所 エンジニアリング部川重事業所

川重事業所の方向性ですか…。

是永鐵工所 エンジニアリング部川重事業所 K.T

 日立造船OBです。モノづくりといえばふつう1人5000万円はあげないといけないでしょう。私が日立造船にいた時はそういわれました。商社の場合、1人1億円といわれますからね。
例えば先日、中期経営計画を発表されましたが、我々川重事業所としては、その計画を実現するためにはどうしたらいいかを考えること、また次代に向けて、現在の所長のような、それを推進する人を育てる必要があります。次、その次と育てていかないと技術も組織も成り立っていきません。誰を育てていくのかという、人事管理的なものも必要です。「次の人はその前の人が育てるのでもう決まっている。その次の人を育てるのが君の仕事」と私もよく言われたものです。
今、コレナガでは技術者を育てるために工学講座をやっていますが、私はオブザーバーというかまとめ役として大東統合事務所に2割くらい行っており、神戸4割、光洋工機4割くらいの仕事の配分ですね。
現在の神戸事業所は川重さんには評価されていると感じています。今後は『素早い対応』+設計力、調達・製造力、組立・建設力をさらにレベルアップする必要があります。
既存の技術を生かして、地道な営業活動をしながら、スペースの問題も解決しながら、総合的な技術能力を伸ばすことが川重事業所の未来を築いていくと思われます。

是永鐵工所 エンジニアリング部川重事業所